ナラタージュ (角川文庫)
06/08/2020 22:02:33, 本, 島本 理生
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によって 島本 理生
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内容紹介 ずっと想い続けていたひとと交わした熱い瞳、もう、この恋から逃れることはできない--早熟の天才、少女時代の最後を傾けつくした、絶唱というべき恋愛文学。 内容(「BOOK」データベースより) お願いだから私を壊して、帰れないところまで連れていって見捨てて、あなたにはそうする義務がある―大学二年の春、母校の演劇部顧問で、思いを寄せていた葉山先生から電話がかかってきた。泉はときめきと同時に、卒業前のある出来事を思い出す。後輩たちの舞台に客演を頼まれた彼女は、先生への思いを再認識する。そして彼の中にも、消せない炎がまぎれもなくあることを知った泉は―。早熟の天才少女小説家、若き日の絶唱ともいえる恋愛文学。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 島本/理生 1983年東京都生まれ。2003年高校在学中に『リトル・バイ・リトル』が芥川賞候補となり、同年野間文芸新人賞を史上最年少で受賞。05年『ナラタージュ』が各界の絶賛を受け、23万部を超えるベストセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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なんというか、無駄に冗長だと思った。途中で、あと50p辺りで、もう読む気力を失くした。(私が具合を崩した事もあったが)葉山先生のことも、小野君のことも、全部、(柚子ちゃんのことも、か?)この時点でENDマークがもうついているような気がしていた。それなのにこれ以上何があるの、と。そのあとに、彼らがああいうことを初めて、なんだ、18禁ゲームじゃあるまいし、最後のイベントかしらもう!という感じ。おしかも最後までしたのかも分からないし、著者が何歳くらいの頃の(少なくとも2018年、今より12年以上前にこの本の単行本を手にしたことがある)作品か知らないが、稚拙だ、と思ったにもかかわらず、感受性の弱い私は、最後のシーンで主人公のように涙してしまったのだった。しかしもう少し、コンパクトにまとめたり、親友のことはあんなにおざなりに終わってしまうのかとか、不服は残る。葉山がそれほど良い教師、教師の部分はともかく、男性とは思えなかったし、小野はそういう役割とはいえ、気持ち悪い部類の男だった。付き合おうにも付き合わないな、こんな男性じゃ……無論葉山への思いを断ち切るためのような「スケープゴート」的な存在として選ばれた男性である小野君は、そんな風によじれて当たり前だろうけれど、物語を面白くしようと切磋琢磨したというか、その結果がこれであったなら少しへたっぴではないのか?玄人であるならば、と思わざるを得ない。島本理生氏の、「あなたの呼吸が止まるまで」あれは、本当に短い作品だったように記憶しているが、とても丁寧で、端的で、偏愛を見事に表していたように思う。それに比べると、やはり稚拙ではあっただろう、それに最後の方のあの行為は、妻の元に戻ると決めた葉山は簡単に妻を裏切ったのだし。そしてそれからも妻を心では裏切り続けているのだと思うと、ああなるほど、お互い惹かれ合ってもつながることはない=彼らが肉体的にも結合したのか分からなくしたのはそのためか?そういう激情もあるのだと、それを示したかったのであろう。けれど私には少々読むのが退屈になってきてしまう話だった。柚子ちゃんの話も、この現代ではなんとなく普遍的な事件であったし、彼女の弱さについては、登場人物の多さのせいで分からない部分が多い。それでも私が最後に涙を共にしたのは、愛していても一緒にはいられない情愛を知っているのだろうか?そんな記憶はないのだが。蛇足として。葉山の服装の描写が厭に多かったが、彼を現す術が服装だけなのか、そしてそれを幾度も繰り返さないと彼というアイデンティティを表現出来たと自信が持てなかったのか、それでいちいち意味を持たせるのは、読者からの想像力の剥奪、と考えるのはまあ考えすぎなのかも知れないが……。あと親友、あれは高校から大学まであんなに仲良かったのに、勤めるようになると疎遠になった、とあったが逆に勤務地での友人などホンモノの友人ではないのだから、学生時代より大事になるもののような気がするのだが、本当に勤務という態勢に就いたことのない部分を(作者が)露呈したのでは?と思ってしまった。
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